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魔法がつかえる

先日、あるスポーツ少年団の子どもたちに「魔法使いになりたい人」「魔法を使いたい人」と突然聞いたら全員が大きな声で「ハーイ」と元気よく手を上げた。

 

 

私の心の中では「みんなはもう魔法使いになる準備を始めているんだぜ・・・・・!」なんて思いながら、、、、

 

皆さんは「魔女の宅急便」をご存じでしょうか?

1989年に宮崎駿監督によるアニメ映画が制作されヒットしました。

主人公のキキという少女が一人前の魔法使い(?)になっていくお話でした。

 

原作者の角野英子さんのコラムか何かでこんなことを話されていたのが印象的でした。

「キキは空を飛ぶという魔法しか出来ない少女です。空を飛ばない時は普通の少女といっしょです。特技が空を飛べると言うことだけです」

 

「ム・ム・ム・なるほど」

ということは、「絵を描くことが得意」「歌を歌うことが得意」「走ることが得意」「楽器を弾くことが得意」「工作が得意」「算数が得意」「車の名前を覚えるのが得意」「ダンスを踊るのが得意」・・・子どもたち一人一人にはそれぞれの得意分野がある。

SHIBAまごころデイサービス・キッズの子どもたちも一緒です。

この得意なことが、やがて自分の自信になり特技になっていく。特技になると角野英子さんが言うように「魔法」になるのではないでしょうか。

 

はとバスのバスガイドさんに18歳の男の子が合格したとのこと。男子のバスガイドさんは初めてのことのようです。

採用試験は「筆記試験」「面接」そして「歌」の3つ。

彼は寅次郎の「男はつらいよ」を面接官のまえで歌いみごと「合格」を手にしたとのことです。これも「歌」という彼の持つ魔法のおかげではないでしょうか。

 

子どもたちの特性とはそう言うことだろう。子育ての「育てる」とは、その子の特性を育てること、特性を伸ばしてやることなのだろう。

 

 

今日は栃木県宇都宮市にある「栃木県子ども総合科学館」に遠足に行きました。

 

 

 

大きなロケットにご満悦のようです。

 

ロケットで思い出しました。

先日子どもたちが折り紙をしているとき、私がかたわらでロケット(厚紙で)を作っていたときです。

皆さんはロケットの絵を描くときロケットに窓をかきますか?

子どものころはロケットに窓を書いていたかもしれません。しかし、大人になるにつれ実際のロケット(宇都宮こども総合科学館のロケットにも窓はありませんでした)には窓がないことを知ると「窓のあるロケットは間違い」と決めてしまいます。

 

さて、ロケットの紙工作に話を戻しましょう。私の作っているロケットを見た子どもが「窓がないよ、窓をつけようよ」・・・・・続け様に「○○くん、ロケットができあがるの楽しみにしているからね・・・窓があるときっと喜ぶよね」とロケットの胴体に合った大きさで丸く切り抜いた紙を渡してくれました。

 

私が、「ロケットには窓がないからいらないよ・・・・・」と、いってしまったら、さぞかし彼はがっかりしてしまうことでしょう。

 

私は喜んで5つも窓を貼ってしまいました・・・・・(彼の優しさが大好きです、彼は優しいという得意分野を持っています)

 

 

天気も良く楽しい一日をすごしました。

 

 

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