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指さす方には
子どもたちと送迎中の車内でのできごと。
「あっ!・ネッシーがいる」
今どきの子どもが「ネッシー?」少し驚きつつ耳を疑った。
まもなく「ティラノザウルスだ!」
「どこ、どこにいるの」と尋ねてみた。
「ほら、あそこ」・・・・・子どの指さす方を見てみると・・・・・、なるほど「雲」の形が「ネッシー」や「ティラノザウルス」に見えていたようだ。
隣の子は違う雲を見て「あれはイルカだ!」と
ここで私が「どれが、どこ、・・・全然似てないな」と言ってしまってはかわいそうである。
大人としては、子どもが「見える」と言うなら何とか見えるように頭の中で雲の向きを変えてみる。似ていなくても類似した何かを考えてみる。そして「○○にも見えるし、◇◇にも見えるよね」と答えてみる。
「見える」と言えば「見えるように」
しかしながら難しい話もある。
皆さんご存じの「鶴の恩返し」(内容は割愛します)・・・娘さんが「私がはたを織っているところは決して見ないで下さい」と・・・・・ところが人間とはしょうもない性格でして見るなと言われると余計に見たくなる。結果見てしまった代償は大きなことになってしまう。
芸人さんの芸の中にも「押すなよ、絶対に押すなよ」と言っているのに必ずお約束で相方が押して熱湯の中に・・・
これらは「カリギュラ効果」という心理現象のようです。
ある学校では子どもたちが廊下を走って困っていた。そこで廊下の目につくところに「廊下は走らない」といくつもの張り紙をしてみた。
数日様子を見てみたがいっこうに走ることは治まらなかった。
そこで張り紙の文章を変えてみた。
「廊下は歩きましょう」
「ダメ、ダメ」ばかりでは「ムリ」があるかもしれませんね。
2枚の写真を見比べてください。
何かが変わりました。
下の写真にはテーブルがなくなった。・・・・・違います。
そうです。プレイルームのマットを白とグレーのマットから白とピンクに模様替えしました。
先ほどの雲の話ではありませんが、子どもたちはマットが変わったことにすぐ気がつき「すごい、きれいになった!」と大喜びです。子どもたちの観察力には驚かされます。
新しいマットの上でたくさんの物語が始まるのかと思うと楽しくなってきます。
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